WWD 2021.3.22
https://www.wwdjapan.com/articles/1196660
「ティファニー(TIFFANY & CO)」を代表するジュエリーデザイナーのエルサ・ペレッティ(Elsa Peretti)が3月18日、スペイン・バルセロナ郊外の村で死去した。80歳だった。彼女はスペインでモデルとして活動後、米ニューヨークに拠点を移し、ファッションデザイナーのロイ・ホルストン(Roy Halston)のミューズ的な存在になった。「ホルストン」などのジュエリーを手がけた後、ホルストンの紹介で1974年に「ティファニー」に入社。卓越した職人でもあったペレッティは50年以上にわたり、有機的で官能的なフォームのジュエリーで業界に革新をもたらしてきた。
また彼女は、父への献身として「ナンド・アンド・エルサ・ペレッティ」という財団法人を創設し、環境や社会福祉、人権保護、芸術や文化の継承を援助する活動を行っていた。優れたクリエイターとして多くのデザイナーに影響を与えただけでなく、その人徳の高さから業界関係者や友人から彼女の死を惜しむ声が絶えない。
【画像】「ティファニー」を代表するジュエリーデザイナーのエルサ・ペレッティが永眠