大阪府の新規感染者が初めて800人を超え、市民の間では驚きや不安が広がった。
大阪市北区のオフィス街に仕事で立ち寄った大阪府豊中市の自営業、清水力雄さん(72)は
「市民向けには外出の自粛要請ぐらいしか対策がない。今後、感染者が1000人を超えるのかもと心配」と顔をこわ張らせた。
夏の東京オリンピックについて「海外の選手から、感染が怖くて来日したくないと思われるのでは」と語る。
知人に会いに大阪を訪れた京都府の70代女性は「6人が昼、飲食店でマスクなしに食べているのを見た。
互いに向き合わないで食事するなど、みんなが気をつけないと」と話した。
大阪・梅田で焼き肉店の店長を務める広瀬雄大さん(27)は「先週の土日などは花見客も重なり、
祭りでも開いているのかと思うほどの人通りだった。そうした影響が今出ている」と受け止めていた。
イタリア料理店の店員、浜名智広さん(36)は「感染のリスクがあり、正直働くのが怖い。
人出を止めるには、一斉休業やメイン通りの夜間閉鎖など強い対策が必要だ」と訴えた。
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