https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20210521/1030016909.html
マイナンバーカード普及率 新潟県は全国最下位 新潟市も
マイナンバーカードの普及率は、今月1日の時点で新潟県は全国の都道府県で最も低く、新潟市も政令指定都市の中で最も低いことが総務省のまとめで分かりました。
県は、市町村とともに研究会を立ち上げ、普及に向けた具体策を検討しています。
総務省によりますと、マイナンバーカードの普及率は、今月1日の時点で新潟県が23.4%と高知県の23.7%を下回り、全国の都道府県で最も低く、新潟市も22.2%と政令指定都市の中で最も低くなりました。
県内の市町村で普及率が最も高かったのは粟島浦村の75.3%で、全国の町と村で最も高くなっています。
また、普及率が最も低かったのは田上町と津南町で、16.1%でした。
県は、ほかの都道府県と比べ、企業などに自治体の担当者が訪れて申請を受け付けるなどのサービスが十分ではない可能性があるとしています。
このため県は先月、すべての市町村とともに研究会を立ち上げ、普及に向けた具体策を検討し、来月以降、順次、実施していくことにしています。
マイナンバーカードの普及に向けて、政府はキャッシュレス決済でポイントが還元される「マイナポイント」の制度を去年9月に始めましたが、利用するためのカードの申請は、先月、締め切られています。
県は「市町村と連携して住民サービスに活用できるなどのメリットを周知していきたい」としています。
【新潟市 休日専用の交付センター開設へ】
マイナンバーカードの普及率が全国の政令指定都市で最も低い新潟市は、休日専用の交付センターを今月29日に開設します。
交付センターは新潟市中央区の複合ビル「NEXT21」に設けられ、事前に予約した人を対象にマイナンバーカードを交付します。
県によりますと、県内ではすでに20以上の自治体が休日の交付を行っていて、新潟市の取り組みが普及率の向上につながるか、注目されます。
05月21日 10時53分
NHK