自然の宝庫・中米コスタリカで、なんとも不気味な“カニ人間”が撮影された。カニ歩きでスタスタ前進する巨大な四足歩行生物が、家庭用防犯カメラに写っていたのだ。別角度から撮ったとされるTikTok(ティックトック)動画も存在する。その正体をめぐっては、現地で古くから伝わるナゾの生物「ラ・モナ」ではないかという説が。映像を入手し、独自検証した。
問題の映像は4月半ば、米国の巨大ネット掲示板「レディット」にアップされた。投稿者が付けたタイトルは「私の国(コスタリカ)で誰かが防犯カメラでこれを捉えた」「私の国で家庭用防犯カメラがこれを捉えた」。
未舗装の道路脇の暗がりから、奇妙な四足歩行生物が這い出てきて、体を横に揺らしながら歩を進めて通り過ぎる15秒の映像だ。防犯カメラの画質は悪く、影しか写らないが、その姿はまるでカニ。ただ横歩きではなく、前進する。近くにいた犬2頭は驚いてほえまくるが、そんなのお構いなしでスタスタ歩いていく。うち後ろから追い掛けていく1頭は大型犬だが、それよりデカい。人間の大人ぐらいはあろうか。
珍しいUMA(未確認生物)映像だけに反響は大きい。投稿者本人も、自身が米フロリダ州マイアミ在住のコスタリカ人と明かし「コスタリカでみんながこの動画を共有していて、それが私にも送られてきた」と入手経緯を説明。投稿した理由については「この動画はコスタリカでとても有名になりつつあり、国内だけに限定されたままにしたくなかった。さまざまな意見を得たくて、ここに載せた」とコメントしている。
防犯カメラ映像に、CGなどで動く不気味生物を合成したフェイク動画ではなさそう。投稿者は「他の何人かの人々も目撃している」とし、その証拠として別角度から撮影したTikTok動画のリンクも紹介している。この動画によると、“カニ人間”の出没は今年2月21日午前2時、コスタリカ西部のカリブ海に面した港町リモンにほど近い、内陸の町バタンとされる。
確かに同じように未舗装道路で、犬がほえまくっている。ただこちらの撮影者は、道路の真ん中で黒っぽい物体がうずくまっているのを遠目に撮っただけ。撮影者と連れの友人たちは「ラ・モナだ!」としきりに叫んでいる。
ここで登場する「ラ・モナ」とは、コスタリカに古くから伝わり、地元民の間で言い伝えられてきた謎の生物。先住民の祈りで髪を伸ばし、手足も伸び、大きな猿のような生物に変身した魔女とされる。目は赤く鋭く、夜に現れては家の壁などを引っかく音で人々を怖がらせるといわれる。だからTikTok動画の撮影者らは「俺らが近づいたら“彼女”は俺たちを傷つけるだろう」と話している。
世界最大のトカゲ「コモドドラゴン」ではという指摘があるが、コスタリカに生息するのはイグアナで、コモドドラゴンはいない。また、人間が変な体勢で歩いているだけだという指摘も多い。もしそうだとしたら、その正体は麻薬中毒者か!?
5/24(月) 14:01配信 東スポWeb
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a1d0159e68f6bc9d7f8ff9deb3ec68d7a2e37c3
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