https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-06-06/2021060604_01_0.html
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まず「共闘の基本的姿勢」については、「対等平等」「相互尊重」を貫く。当たり前のように見えますけれど、
この姿勢を貫いてこそお互いに力を発揮できますよね。共闘というのは、そこに参加するパーティーがみんな躍
進する――ウィンウィンになることで、はじめて力を発揮することができます。そういう立場でやっていきたい
。
次に、「協議していく中身」ですが、私たちとしては、「共通政策」「政権のあり方」「選挙協力」、この三
つの分野で話し合いを進めていきたい。これが党首会談で私が提起したことです。この三つの分野のどれも大事
なんだけど、とくに「政権のあり方」――自公政権を倒した後にどういう新しい政権つくるか、これについて前
向きの合意をつくることが、全体を前に進めるうえで画期的な力になると考えています。
その政権についてよく聞かれるのは、「閣内協力か、閣外協力か」という質問なんですが、私は、「どちらも
ありうる」、「一致点を大切にして対応」すればいいと言っています。「閣内であれ、閣外であれ、政権協力で
合意がつくられれば、共闘の画期的な新局面が開かれる」。このことを強調したいと思います。
閣内協力であれ、閣外協力であれ、どちらであっても、菅政権を打倒した後に、こういう新しい政権をつくる
という、日本共産党を含めた政権協力の合意ができれば、共闘の画期的な新局面が開けてきます。その場合は「
共通政策」だって、政権が実行する政策になるでしょう。「選挙協力」だって、うんと力が入りますよね。何よ
りも新しい政権の姿が見えてきたら、国民のみなさんのなかに大きな変化が起こると思う。これならばまかせて
みようという大きな変化が起こってくると思います。いろいろと困難はあるでしょうが、そういう方向に向けて
努力中というのが、今の到達点です。
「意見が合わない場合はどうするか」――一致点を大切にして結束し、実行していく
志位 質問に戻りますが、「意見が全く合わない場合はどうするのか」という質問ですが、私たちとしては不
一致点は新しい政権に持ち込むことはしません。
たとえば、日米安保条約を廃棄して、本当の独立国と言える日本をつくるというのは、私たちが党綱領に掲げ
ている大方針です。このことを党独自の主張としては大いに訴えていきますが、それを新しい政権に持ち込むこ
とはしません。自衛隊に対する政策、天皇の制度に対する政策などでも、党独自の方針や立場を持ち込むことは
しません。
新しい政権はあくまで一致点で結束し、実行していく。すでに5年半以上もの期間、共闘を積み重ねています
から、この共闘は、まず安保法制廃止と立憲主義の回復を「一丁目一番地」として始まったのですが、それだけ
じゃなくて、暮らしと経済、民主主義、ジェンダー平等、米軍基地、原発、いろいろな分野で一致点が広がって
いますから、そういう一致点を大切にして政権を発展させていきます。
「共通政策が実現した後、 政権はどうするか」――国民と相談しながら進む