米国の新型コロナウイルスワクチン接種率が平均以下の感染ホットスポット州の一部では、入院患者の死亡件数が過去最多に並んだ。
米厚生省のデータによると、フロリダ州ではコロナ感染確認ないし感染の疑いで入院している患者のうち
1日当たり平均約203人が死亡し、昨年11月に記録した同州のピーク並みとなった。
住民100万人当たりの1日平均死者数は約9人となる。
ルイジアナ州とアーカンソー州、ミズーリ州でも、過去2週間にコロナ患者の死亡が急増している。
当局は的を絞ったワクチン接種キャンペーンによってコロナ感染死が激減すると期待していたが、
病院管理者らによれば、コロナ患者の大多数がワクチン未接種だという。
デルタ変異株の感染力は驚くほど強く、比較的若い層やワクチン接種率の低い集団の入院につながっており、
感染リスクが高いとされる高齢者集団では未接種の人がごくわずかなことを示す結果ともなっている。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-08-17/QXY3BIDWX2PW01