金メダルをかんだ問題への批判を受けて、提出された河村たかし名古屋市長の給与を3か月間カットする条例案。
29日の名古屋市議会本会議で予定されていた採決は、審議不十分として見送りになりました。
「給与を3か月間ゼロ円にすると。なしにすると。過去最大の処分」
(8月16日 名古屋市・河村たかし市長)
8月、会見でこのように話した名古屋市の河村市長。
東京オリンピック・ソフトボール日本代表選手の金メダルをかみ、批判が殺到したことなどを受けたものでした。
そして、9月10日に開会した9月議会では、こうした不適切な行為や言動の責任を明らかにするため、市長の給与、3か月間合わせて150万円をカットする条例案を提出。現在開会中の9月議会で審議されています。
「猛省を続けながら、自戒を続けながら、社会にいいことを行っていく」
(9月15日 名古屋市・河村たかし市長)
28日開かれた総務環境委員会では…
「責任を明らかにし、市民に理解いただけるよう徹頭徹尾の説明をし尽くしたうえで、議案として審議しないといけない」
(近藤和博市議)
「選手本人に対して、誠意を尽くすということが一番重要なのは、よく分かっています」
(名古屋市・河村たかし市長)
29日の本会議では、市長の説明不足で審議が不十分などとして、予定されていた採決は見送りとなりました。
「市長本人が、今回のことを反省しているか、やり取りを見ている限り、まだしっかりとご自覚をいただけていないのではないか」
(藤田和秀市議)
採決が見送られたことについて河村市長は…
「十分ご議論いただいて。それだけです」
Q市長の説明不足では?
「そんなことは全然ないです」
(名古屋市・河村たかし市長)
29日に見送られたこの条例案は、10月12日の議会最終日までに採決される見通しです。
2021/9/29(水) 18:01
https://hicbc.com/news/article/?id=2021092911