厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京都千代田区
労働組合員数、7年ぶり減 パートが初の減少 厚労省
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20211217-00000081-jij-pol
厚生労働省が17日発表した2021年の労働組合基礎調査(6月末時点)によると、正規と非正規を合わせた組合員数は前年比0.4%減の1007万8000人だった。
減少は7年ぶり。比重の大きい製造業が減少に転じたほか、パートタイム労働者の組合員数が初めて前年を下回ったことが響いた。
雇用者全体に占める組合員の割合を示す組織率は0.2ポイント低下して16.9%と、過去2番目の低さだった。組合員数が減少した一方、新型コロナウイルスの感染拡大で景気が悪化した前年より雇用者数が増加した。
パートの組合員数は0.8%減の136万3000人。全組合員数に占める割合も13.6%と初めて低下した。パート比率の高い産業の中で、卸売・小売業が増加した半面、宿泊・飲食サービス業は減少した。