大阪府の吉村洋文知事は、府内に住む4人が新型コロナウイルスの変異ウイルス・オミクロン株に感染し、
うち3人については「市中感染」にあたると述べました。国内で初めてオミクロン株の市中感染が確認されたことになります。
大阪府の吉村知事は、府内に住む4人がオミクロン株に感染したと明らかにしました。
1人は海外からの帰国者ですが、3人は海外への渡航歴などはなく感染経路は不明で、
国内で初めてオミクロン株の『市中感染』が確認されたことになります。3人は家族で、30代の両親と10歳未満の女の子だということです。
いずれも軽症で既に入院しているということですが、両親には他にも未就学児の子どもが2人いて、いずれも新型コロナウイルスの陽性が確認されて、ゲノム解析中です。
(大阪府 吉村洋文知事)
「いま保健所でかなり幅広く濃厚接触者の対象をとって検査をして、感染の拡大を何とか抑えたいと思っていますし、実行していきます。
大阪府内の他の場所でも発生している可能性は十分ありますから、府民の皆さんには市中感染が既にあるということを前提とした感染対策をお願いしたい」
大阪府は12月22日の会議で、飲食店に対する人数制限などの要請を12月末で解除する方針でしたが、1月以降も要請を継続することを決めました。
一方、いわゆる大阪版GoToキャンペーンについては1月4日以降、大阪府民に加えて近隣府県の住民も利用を可能にすることを決めました。
(大阪府 吉村洋文知事)
「(大阪版GoToキャンペーンについて)既にオミクロン株が判明したところでどうなんだというご意見もあるかもしれませんが、
ワクチン検査パッケージの適用をお願いしています。しっかりとした感染対策を取った上で実行する事業になります」
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20211222/GE00041676.shtml