0001樽悶 ★
2022/02/15(火) 22:51:38.09ID:YNz2RYmM9ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(2月14日放送)に元内閣官房参与で前駐スイス大使の本田悦朗が出演。自民党の若手国会議員が2月9日設立総会を行った「責任ある積極財政を推進する議員連盟」について解説した。
■自民党内の若手国会議員が積極財政議連を設立
自民党の若手国会議員でつくる「責任ある積極財政を推進する議員連盟」が2月9日、国会内で設立総会を行った。会合には、安倍晋三元内閣総理大臣が講師として招かれ、基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化目標について「カレンダーベースで置くべきではない」と話した。
(中略)
本田)広まって来ているような感じを受けます。これまでは、財務省にはなかなか逆らえないというのが一般的な反応だったのですが、「ちょっと待てよ」と。「なぜ日本が長期停滞から抜けられないのだろうか、どこかが間違っているのではないか」と思い始めている人が多いのです。
(中略)
飯田)貯めておいた方が得だろうと思ってしまう。
本田)でも、それだと経済が破壊されるのです。誰も買いませんから。お金というのは、そもそも単なる紙や金属ですから、使わなければ意味がない。「使ってくれ」という人間のマインドの変化、気持ちの変化。これを経済学者のケインズは「アニマルスピリット」と呼んでいますが、お金を使って、新しいプロジェクトをやってみようと。それで生産性を上げてみようということです。
飯田)アニマルスピリット。
本田)失敗するかも知れません。しかし、やらないと経済はよくならないのです。日本人はもともとアニマル精神があり、世界に冠たる技術を持っていましたので、それをもう1度、日本に取り戻そうということで始まったのが、アベノミクスです。
本田)インフレ率はまだ2%の物価安定目標に到達していませんが、労働仕様はよくなって、就業率は職種を選ばなければ、必ず仕事は1人に1つあります。学生の内定率もほぼ100%に近いのです。明らかによくなっています。それが、いまはコロナ禍で隠れていますけれども、コロナが収束すれば、再びアベノミクスをバージョンアップして「アベノミクス・バージョン2」で行きましょう、というのがこの会で話され、とても有益だったと思います。
飯田)「財政と金融の両輪で」と先ほどおっしゃいました。先ほどの物価の話で、「物価が上がって来ているのだから、財政をふかしたりすれば、もっとインフレになってしまう」と言う人がいるのですが、その心配はありませんか?
本田)全然上がって来ないのです。上がって来ないから心配しているのです。
飯田)むしろ、そちらが心配。
本田)2014年、アベノミクスが始まって1年と少しの時期に、消費税を5%から8%に上げました。5%から8%にするというのは、無謀としか言いようがありません。世界中でこんなことをやった国はありません。
(中略)
本田)いまは、みんな気が付いていますので、「財政は、いまは緊縮しないように」ということです。債務残高は1000兆円を超えていますが、債務残高をGDP……日本の国民所得全体を足したもので割った値を、債務比率と呼んでいますが、債務比率が発散するか、収束するか。収束していれば問題ないのです。発散してしまうと、財政はどこかで破綻します。
飯田)発散してしまうと。
本田)でも収束すると、無限に行ったとしても、そこで止まるのです。ただ、止まったところのインフレ率が5%では困る。せいぜい、3%までに抑えるということは見ていないといけません。
飯田)3%までに抑える。
本田)ですから、債務残高の対GDP比と、インフレ率をよく見ながら、2%を超えて来たら要注意です。3%辺りは物価安定目標です。でも、オーバーシュート型コミットメントというものをやっていました。少しオーバーしてもいいよと。だから、3%まで行ったら締めないといけない。それは間違いありません。そこさえ見ていれば、財政は心配いりません。(続きはソース)
2/14(月) 17:45配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/892b1535368c05a4b74d3339e66067fb75500bb3