2022/03/09 14:14
2022/03/09 16:10
著者:MN ワーク&ライフ編集部
道を歩いているときに補聴器を拾ったり、補聴器を落としてしまった場合、どう対応すればよいのでしょうか。東京・亀戸にある補聴器専門店・補聴器認定技能者の「亀戸まごころ補聴器」(@magokorohearing)が投稿したツイートが話題になっています。
もし、補聴器を落としたら。
もし、補聴器を拾ったら。
最寄りの警察署に届けてください!
『全国の警察署→補聴器メーカー→販売店→持ち主へ』
という流れが、全国の警察署に周知され、運用が始まりました
素晴らしい!(@magokorohearingより引用)
出典:一般社団法人日本補聴器販売店協会「JHIDA-news」122号より
補聴器を拾った場合、警察署へ補聴器を届けてほしいというこのツイート。警察が補聴器に書かれた製造番号をメーカーに問い合わせることで、警察またはメーカーから販売店へ連絡、販売店から落とし主へ連絡が行くそうです。
亀戸まごころ補聴器の担当者さんに話を伺ったところ、この取り組みを知ったきっかけは、日本全国の補聴器販売店で組織されている日本補聴器販売店協会が出しているニュース「JHIDA-news」だそう。このニュースは日本補聴器販売店協会の公式Twitterアカウントでも紹介されています。
ニュースを出した日本補聴器販売店協会に聞いたところ、この取り組みにあたり、警察庁の遺失物係から同協会や補聴器メーカー各社からなる日本補聴器工業会に、落とし物で届いた補聴器の持ち主を調べる方法について問い合わせがあったそう。
補聴器のメーカーと製造番号が特定できれば、メーカーから販売店を、さらに販売店が記録している購入者のデータから落とし主を見つけることができると言います。
「高齢者の方で補聴器をする方が増えたこと、またコロナ禍で紛失する方も増えています。良い方向に取り組みが始まったなと思っています」と同協会もこの取り組みについて期待を寄せています。
亀戸まごころ補聴器の呼びかけには、1.8万件のリツイート、1.7万件のいいねと多くの反響が寄せられています(3月9日時点)。補聴器は数十万円するうえに、必要としている方にとっては生活するうえで欠かせない体の一部。これを知っておけば、拾った補聴器が落とし主のもとに戻る可能性も高くなりそうです。
リプライや引用リツイートでは、「知らなかった! 覚えとこーっ」「素晴らしい」という声や、「補聴器ユーザーの一人として、広く周知されることを願っています(特に幼児の場合は紛失しやすいです……)」
「義母も使ってましたが、かなりお高いものなので、こういった取り組みは素晴らしいです」「補聴器あんなちっこいのにマジですっげー値段するので(メガネの比じゃない)、落としたからって買うのは容易じゃないです。
補助制度もありますが5年に1度くらいなので(自治体によって違うらしい)もしも見つけたら普通に届けていただきたい」と、本人や家族が補聴器を使っている方からのコメントも寄せられています。
日本補聴器販売店協会に取材した際も教えてもらったのですが、コロナ禍に入ってから補聴器の紛失は増えているそう。なぜコロナ禍で増えているのでしょうか。また補聴器はどんな形状をしているのでしょうか。ツイートを投稿した「亀戸まごころ補聴器」の担当者さんにお話を伺いました。
コロナ禍で補聴器の紛失が増えている理由は? 投稿者に聞いてみた
――この投稿のリプライで、コロナ禍になってから「補聴器の紛失が増えている」というお話をされていますが、なぜでしょうか?
コロナ禍後、紛失されるお客様がとても多くなりました。特に、耳掛け型補聴器はマスクのひもに引っ掛かり外れやすいのです。外れたことに気が付かず、「帰宅したら耳についていなかった」となれば、探す場所もわからない……と。そういう方が増えています。
画像提供:亀戸まごころ補聴器
===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://news.mynavi.jp/article/20220309-wadai7/