コロナワクチンの4回目接種、対象者が国によって大きく異なるワケ
4回目の後は社会全体が接種を避ける「ワクチン忌避」に陥る可能性も
2022.5.29(日)
4回目接種の後はどうなるのか?
新型コロナの感染拡大が始まって2年以上が経つ。この間、さまざまな行動制限、コロナ患者の療養体制の整備、治療薬の導入、ワクチンの実用化などが進められてきた。しかし、残念ながら、新型コロナの終息は見通せない。今後も、当面は医療の逼迫につながる感染爆発を防ぎつつ、コロナと共生していかざるをえないとみるべきだろう。
それでは、4回目接種が進んだ後はどうなるだろうか。
参考になるのはフランスの動きだ。3月半ばに80歳以上の人と免疫不全者を接種対象とした。その後、3月末には、60─79歳の人も対象に加えた。このように状況に応じて接種対象を拡大していくことが考えられる。
今後、諸外国の4回目接種の有効性・安全性についての研究結果が集積していくことで、エビデンスに基づいた科学的なワクチン政策の展開が可能となるだろう。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/70326