19年前の妻殺害遺棄容疑の元教頭 容疑者死亡で書類送検
12月12日 18時14分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20221212/5060014315.html 小学校の元教頭が妻を殺害して遺体を延岡市の山林に捨てたとして19年前から全国に指名手配されていた事件で、警察は、元教頭が死亡していたことが確認されたと発表し、容疑者死亡のまま書類送検しました。
書類送検されたのは、小学校の元教頭、井上良介容疑者(犯行当時64)です。
この事件は2002年、宮崎市に住んでいた井上容疑者が妻のタカ子さん(当時59)と一緒に行方が分からなくなり、よくとし延岡市北川町の山林でタカ子さんが白骨化した状態で見つかったものです。
警察によりますと、自宅には井上容疑者が息子に宛てた直筆の置き手紙が残され、タカ子さんと口論になって言動が許せなかったことなど、殺害の動機をほのめかす内容が書かれていたということです。
警察は井上容疑者がタカ子さんを殺害したとみて殺人と死体遺棄の疑いで全国に指名手配し、行方を捜していました。
警察によりますと、14年前の2008年に東京都内で見つかった身元不明の遺体のDNAを調べた結果、先月、井上容疑者のものと一致したということです。
このため警察は、12日、井上容疑者の書類を容疑者死亡のまま殺人の疑いで宮崎地方検察庁に送りました。
これによって、20年近くに及んだ捜査は終結することになりました。