【ニューヨーク=平田雄介】山田賢司外務副大臣は14日、米ニューヨークで開かれた安保理改革を含む国連の機能強化に向けた安全保障理事会の閣僚級会合で演説し、現在15の理事国数を増やし、アフリカ諸国から新たに常任理事国を迎えることへの賛意を示した。
副外相は演説で、「1945年の国連創設から加盟国は約4倍に増えた。今日の(国際社会の)現実を反映させることをためらうべきではない」と理事国拡大を訴え、アフリカについて「常任理事国の椅子を持たない歴史的な不公正を正す必要がある」と述べた。
安保理は、米英仏露中の常任理事国5カ国と、国連総会で選出される任期2年の非常任理事国10カ国で構成される。日本はドイツ、インド、ブラジルとともに常任理事国入りを目指している。
産経新聞2022/12/15 07:06
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