産経新聞2022/12/20 11:33
https://www.sankei.com/article/20221220-LY5SMWYLFFPERFPLJUP5XXRT3Q/
警視庁は来年4月1日から、全ての地域警察官に自転車用のヘルメットを導入し、着用させる方針であることが20日、警察関係者への取材で分かった。来年4月に施行される改正道交法で、全年齢の自転車利用者でヘルメットの着用が努力義務化されることに合わせた取り組みで、警察官が都民の模範となることで自転車用ヘルメットを浸透させることを狙う。他の道府県警でも、自転車用ヘルメットの導入を検討している。
新しく警視庁に導入されるヘルメットは、白色で、正面に警察の記章がついている。左右の側面には「警視庁」、後ろにも「POLICE」と記載。警視庁では約1万4800個を準備し、今年度中に交番などで制服で勤務にあたる地域警察官全員に貸与。来年4月1日から自転車に乗る際に着用する。
道交法ではこれまで、13歳未満の子供が自転車に乗る際、保護者がヘルメットを着用させる努力義務があった。改正道交法は20日、来年4月1日に施行されることが決まり、全年齢でヘルメット着用が努力義務となる。
警視庁ではこれまで、地域警察官が制服で自転車に乗る際は都条例に従い、緩衝材が入った制帽を着用。改正法の施行に合わせ、ヘルメットの着用に切り替える。地域以外の部署でも、順次、ヘルメットの導入、着用を進める。
警視庁交通総務課は「地域の警察官がヘルメットを着用する姿を見せることで、都民にも安全に気を付けてもらいたい」としている。
自転車事故、頭部に損傷
自転車のヘルメットの着用を努力義務とする改正道交法が来年4月1日に施行されることが20日、閣議決定した。努力義務化の背景には、自転車乗用中に事故で死亡した人の多くが頭部に損傷を負っており、ヘルメットで頭を保護することで被害を軽減できることがある。
警視庁によると、令和元~3年の3年間で、都内で発生した自転車死亡事故の死者のうち、70%が頭部の損傷が致命傷となっていた。致命傷別では胸部(14%)、腰部(ようぶ)(5%)と続く。
自転車の死亡事故でヘルメットを着用していなかった場合、死者の7割が頭部の損傷が致命傷になっていた。今年12月に発生した自転車死亡事故5件のうち、5件ともヘルメットを着用していなかった。
一方、ヘルメットを着用していた死亡事故では、頭部の損傷が致命傷となったのは25%だった。
警視庁幹部は「ヘルメットをかぶることで、致死率を下げることができる。大人も自転車に乗る際はヘルメットを着用してほしい」としている。(橘川玲奈)
警視庁で導入される自転車用のヘルメット=19日午後、警視庁本部(橘川玲奈撮影)
https://www.sankei.com/article/20221220-LY5SMWYLFFPERFPLJUP5XXRT3Q/photo/ASDZHCI6WVLFDIFHNW4APOQ6T4/
※依頼がありました
◆◆◆スレッド作成依頼所★1550◆◆◆ [ぐれ★]
http://2chb.net/r/newsplus/1671517455/23