個人が政党に寄付できる年間上限額2千万円を超える2150万円を投資家の村上世彰(よしあき)氏から受け取ったとして、政治資金規正法違反罪で告発された日本維新の会の馬場伸幸代表について、大阪地検特捜部は不起訴処分とした。16日付。特捜部は理由を明らかにしていない。
告発側は、村上氏が令和2年10月、党本部に寄付した2千万円とは別に、馬場氏が代表を務める党支部にも150万円を寄付していたとして、違法性を主張していた。馬場氏は150万円は、個人後援会の口座に振り込まれたものが誤って党支部への寄付と計上されたとして、収支報告書を訂正している。
3年12月に大学教授らが告発。特捜部はほかにも同罪で告発されていた村上氏ら2人と、馬場氏が代表を務める政治団体についても不起訴処分とした。
産経新聞 2023/1/17 20:23
https://www.sankei.com/article/20230117-4SK2JTRB25MOJB2CFR7G4JQLT4/