0001シャチ ★
2023/05/17(水) 19:56:16.89ID:BQKsomA89<菓子舗 間瀬の店員>
「こちらが新商品の『かおり』でございます」
<女性客>
「おいしい」
2023年で創業150周年を迎えた熱海の老舗和菓子店で、4月から発売されているのが…新商品「かおり」。1つは香り高い「煎茶」と甘い「栗」。もう1つは香ばしい「ほうじ茶」と「小豆」が使われていて、どちらもお茶の風味を楽しめる和菓子です。
<菓子舗 間瀬 間瀬眞行社長>
「和菓子はどうしてもあんこを主流にしたお菓子なので、世代によっては和菓子から離れているような感じがしました。和菓子離れを克服して、若い人たちに食べてもらえるようなお菓子を作れれば」
総務省の調査によりますと、1世帯あたりの和菓子の年間支出額はここ10年間で1209円も減少しています。また、洋菓子と比べても2倍以上の差があります。しかし、今回発売した「かおり」は販売開始から3週間で2000個を突破し、同じ期間販売したほかの商品の4.5倍売れるほどの人気商品に。その理由は…
和菓子離れに危機感を抱く中、新たなアイディアで“洋菓子”の要素を取り入れた商品にしたこと。カステラのようなふんわり感を出し、若い人にも食べてもらえるように工夫しました。
さらに世界農業遺産に登録されている伝統的な「茶草場農法」で作られた掛川市のお茶を使用。この茶葉に白あんを入れて混ぜていきます。あんこで作った生地の上に重ね、栗をふんだんに入れて蒸したら完成です。生産者の渡辺孝義さんもこの商品を通じて、お茶に親しんでもらおうと期待を寄せています。
<東山茶業組合 渡辺孝義さん>
「お菓子とかいろんな形でお茶を使っていただければありがたい」
一方で、緑茶の消費量も和菓子と同じく年々減少し、茶業界を取り巻く環境は一段と厳しくなっています。進む“お茶離れ”と“和菓子離れ”。今回作られた「かおり」にはこの2つの課題を解決したいという思いが込められています。
<菓子舗 間瀬 間瀬眞行社長>
「(和菓子屋には)そこのお店が作っていく、醸し出していく文化や菓子作りがある。お客様にそういうところも味わってもらえればと思う」
静岡放送(SBS)
https://news.yahoo.co.jp/articles/266f952d96dc7907d02eea50bbb880079948f356