オスではなくメスだったライオン「クレイ」 円山動物園で最終日迎える 愛媛のとべ動物園に里帰り
HTB北海道ニュース5/21(火) 19:44配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/df67a1d2334495d91212fb1d8e74da43e97cb0b8
去年秋にオスとして愛媛県から円山動物園にやってきたライオンのクレイ。実はメスだったことが判明し愛媛に戻されることになり、21日に円山での展示最終日を迎えました。
井元小雪記者:「きょうで見納めとなるクレイ。皆さんここでの最後の姿を写真に収めています」。
しっかりとした毛に覆われた体に、愛くるしいまなざし。円山動物園の2歳のライオン「クレイ」です。最後の姿を一目見ようと、ライオン館には多くの人が集まりました。
週に2回通う客:「ずっといてくれると思っていたので、移動が決まった時は胸がきゅっとなったが、幸せに暮らしてほしい」。
去年秋、旭山動物園からメスのイトと、愛媛県のとべ動物園からクレイを迎え入れた円山動物園。クレイは、とべ動物園の獣医らの目視や触診により、オスとされていました。しかし。
円山動物園飼育展示三担当係長・林紘太郎さん:「オスではなく、メスであることが判明しました」。
1歳半を過ぎても、たてがみの成長が見られないことなどから、円山動物園は、北大に遺伝子検査を依頼。その結果、メスと判定されたのです。
園は、見た目の違うオスとメス両方の展示が教育的に望ましいとして、クレイをとべ動物園に戻すことを決めました。
井元記者:「クレイがこの景色を見るのも、今日で最後ですね」。
ライオン館にはおよそ7カ月間、来園者を楽しませてくれたクレイに、多くのメッセージが寄せられています。
「クレイ大好き!」「クレイ元気でね」。
クレイを再び迎え入れる愛媛県のとべ動物園は。
とべ動物園・佐々木善基副園長:「しっかり慣らしを兼ねて、匂いなどを思い出してもらって、安心できるような環境になってもらいたいなと思っています。元気に健やかにこれからも成長していくとともに、皆さんに愛されるクレイであってほしいと思っています」。