https://news.yahoo.co.jp/articles/84acf5dfac192be4bd9d47621043035bc6e7c1ac
ウクライナの重爆撃ドローン(無人機)はこの戦争の知られざる英雄である。
FPV(一人称視点)自爆ドローンをはじめとする小型クワッドコプター(回転翼4つのドローン)が脚光を浴びる一方、
ロシア側で「バーバ・ヤガー(ヤガー婆さん)」と呼ばれているこの夜間爆撃機は、ロシア軍に大きな損害を与えているにもかかわらずあまり注目されていない。
温度を可視化するサーマルカメラで撮影された画像は評価が難しく、日中の動画に比べると地味でもあるからだろう。
しかしこの大型爆撃ドローンは、現在認識されているよりもはるかに大きな効果をもたらしている気配がある。
■数千機の陰の爆撃機群
バーバ・ヤガー(ウクライナ語読みをすれば「バーバ・ヤハー」)という呼び名はもともと、飛来する爆撃ドローンの種類がわからないことが多いロシア側によって付けられた総称である。
実際には、ウクライナは「ヴァンパイア(ヴァンピール)」「R18」「ネメシス」「カジャン」(コウモリ)など複数の種類を運用している。
回転翼は4つ、6つ、または8つのものがあり、爆弾搭載量は通常9〜18kgくらいだ。最大で20kmほど離れた目標を攻撃できるが、より長距離の任務になるほど搭載できる爆弾量は減る。
代表的な武器のひとつは空爆用に調整されたTM-62対戦車地雷で、ドローンによっては旧ソ連で開発された重量10kgほどのこの地雷を2個運び、高精度で投下できるものもある。
ほかに82mmや120mmの迫撃砲弾を搭載することもある。
爆弾の投下はホバリング(空中静止)して行うのが普通だが、ドローンが走行中の車両を追跡し、爆弾を命中させている映像もある。これには相当の技量を要する。
レーザー誘導爆弾で武装しているとみられる爆撃ドローンの例も知られていて、この場合、かなり離れた距離から高い精度で目標を攻撃できるはずだ。
レーザー誘導爆弾は防空システムを狙う場合に使われるのかもしれないが、よりベーシックな弾薬に比べれば使用例はまれなようだ。
大型ドローンは爆撃など以外に、前線部隊への物資の運搬にも使われている。
大型ドローンは、数km先からでも聞こえるほど騒音が大きい。また、昼間は視覚的にも見つかりやすい。
そのため、爆撃機タイプのドローンはほぼ必ず夜間に出撃し、敵の防空システムを回避するため低高度を保って飛行する。
暗闇で目標を見つけ出すために、どの機種もサーマルカメラを標準装備する。
※略
■確認が難しい撃破
この戦争のあらゆる戦闘動画を分析し、集計し、位置を特定しているOSINT(オープンソース・インテリジェンス)アナリストのアンドルー・パーペチュアは、
夜間爆撃ドローンの有効性は著しく過小評価されていると考えている。
ロシア軍の損害の評価は、視覚証拠から正確で重複のない損害確認を行っているOryxやWarSpottingのような情報源に依存している
(筆者も先日、まさにそうしたやり方でFPVドローンによる撃破率を調べた)。
パーペチュアは、爆撃ドローンによる撃破の様子は上空からサーマルカメラで撮影されるので、目標の装備の種類を特定するのが難しいとX(旧ツイッター)への投稿に書いている。
爆撃ドローンによる爆撃でも劇的な爆発はよく起こるものの、日中の場合のように結果がすぐ見えるわけではないので、直後には確認できない場合もある。
※略
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