リラクゼーション店など多くのお店の看板で用いられ、二次創作・オリジナルキャラクターも含めて、実に様々な女のコのイラストが、夜の繁華街に溶け込んでいる。
しかし、その中にはpixivに投稿した二次創作イラストを無許可で使われたという事案も発生しているという。
絵描きを始めて15年、7年ほど前からpixivにイラストを投稿し、現在はイラストレーターとしての仕事も請け負う、宇野さん(20代・仮名・男性)。
彼が、大阪の日本橋のリラクゼーション店の看板に自身の二次創作イラストが使われているのを知ったのは、まったくの偶然だった。
「Twitterのフォロワーさんが偶然リラクゼーション店の看板を見つけて報告してくれたんです。
たまたま知人に教えてもらえたおかげで、僕の場合は転載を知ることができました。
当時は特に表立って活動していたわけでも、人気があったわけでもなかったので“なんでわざわざ俺の絵を……”という感じで」
(宇野さん)
宇野さんがpixivにアップしたイラスト
イラストが無許可使用されている風俗店の看板
店頭のPOPや海賊版グッズなどに使われるのは、宇野氏の知り合いの絵描き仲間にもいるようだが、さすがに風俗店のイラスト看板ともなると実際に見つかるというのはレアなケースだという。
「たいていは自分の知らぬ場所で、勝手に転載されているというのがほとんどでしょう。だとすれば相当えげつない話ですよね…」(宇野さん)
pixiv絵師が住んでいないエリアでイラストを無許可で使用された場合、自らのイラストが使用されていることに気づきにくい。
仮に店のHPがあったとしても、そのHPにたどり着くことが困難だ。
イラストに限らず、二次創作物の無断利用が騒動になるのは氷山の一角だ。
とはいえ、二次創作自体も権利的に相当危ない橋の上にある状態のため、二次創作者の側も強く出られない部分があるのかもしれない。
しかし、あくまで二次創作による版権の侵害と、イラスト転載による著作権の侵害は本来まったく別の問題。
“絵描きも二次創作っていうグレーなことをやっているんだから無断転載されても仕方ない”というのは、やはり詭弁めいた理屈だろう。
「“転載は宣伝にもつながる(から見逃すべき)”という考え方も確かにありますが、これは盗用する側から見た一方的で乱暴な理屈でしかないと僕は思います。
転載によって実益に繋がるケースなんてそうそうありませんし。かといって絵描き個人のほうからアクションを起こせるかというと、そう簡単にもいかず。
ほとんどの人は小さいポップや看板にいちいち訴えを起こせるほど、体力と財力もないですから…」
(宇野さん)
公式グッズと見分けがつきにくいゲームセンターの無許可プライズや、雑誌でのイラストの無断利用など、度々問題化している二次創作物の著作権。
もちろん、全てのイラスト看板が無断転載とは一概に言い切れないが、その多くが無許可だとしても決して不思議ではない。
よほど営利が絡むものでもなければ泣き寝入りするしかないのが現状で、大半の二次創作者が自分の与り知らぬところで利用され、その事実を知っても宇野氏のように、最終的に笑い話にして流すしかないというケースが大半なのかもしれない。
以下ソース
http://nikkan-spa.jp/1133311
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