生物学の常識を根底から覆すかもしれない驚きの研究結果が明らかになった。
科学ニュース「Tech Times」(5月30日付)などによると、米・ロックフェラー大学のマーク・ストークル氏とスイス・バーゼル大学のデービッド・セイラー氏が、全生物種の約90%は同時に地球上に出現していたことを突き止めたという。つまり、10種のうち9種が人類が誕生したのと同時期である10万〜20万年前に出現したというのだ。同論文は科学ジャーナル「Human Evolution」に掲載された。
今回、研究者らは「DNAバーコーディング」という方法を用いて、地球上の10万種の動物から約500万のDNAバーコードを比較・分析したという。DNAバーコードとは、ミトコンドリアのCOI遺伝子をそれぞれの生物固有のバーコードに見立てたもので、これを照合することで生物種を特定することが可能となる。その結果、とんでもない事実が明らかになった。
「これはあまりにも驚愕の結論でしたから、私は精一杯の反論を試みました」(セイラー氏)
セイラー氏が驚くのも無理はない。90%の生物種が同時期に出現したとなると、生物学の常識中の常識である「ダーウィンの進化論」を無効化してしまう可能性を秘めているからだ。ご存知のようにダーウィンの進化論では自然淘汰(自然選択)により徐々に生命は進化してきたと考えられている。しかし、研究者らによると、進化の過程にある「中間種」なるものは存在せず、10万〜20万年前に誕生したという。また、いわゆる突然変異(中立進化)も期待されているほど起こっていないことが明らかになったそうだ。
一体どうしてこんなことが起こったのかは明らかになっていない。あり得るとすれば、大規模な環境的外傷が考えられるが、最後に生物の大規模絶滅が起こったのは6500万年前の隕石衝突による恐竜絶滅ぐらいだという。
今回の研究結果が事実だとすればダーウィンの進化論にどんなインパクトを持つのだろうか? 国立環境研究所の外来生物研究プロジェクト・リーダーである五箇公一先生にトカナ編集部が聞いた。
「正直なところ、報道内容は随分曲解されていると思います。ミトコンドリアDNAの進化と種の進化を混同しているという印象です。今回得られた結果は、現存するミトコンドリアDNAの変異の90%が20万年以内に生じたものであるということであり、種が発生した年代ではありません」
ということは進化論を覆す内容ではないということだろうか? 生物学者X氏が詳しく解説してくれた。
「原論文を読みましたが、DNAバーコーディング技術のバックグラウンドについての記事で、報道内容とは少し違う印象を受けました。現生の種が生じたのが20万年前というよりも、現生の種の遺伝的多様性が生じたのが20万年という話です。たしかにそれなら納得がいきます。その時期に現生のすべての生物は氷期を経験していて、特に10万年から1万年前には最終氷期極大期がありましたから、多くの種はそこで大量に絶滅してボトルネック(遺伝的多様性の急激な減少)を起こしています。今回の研究は、この20万年〜10万年前に生き残った種が現行の生物種の遺伝的多様性の基盤になっているということです。20万年ぐらいではDNA配列が2、3変わるだけですので、遺伝的変異もさほど起こりません。そういう意味では中間種もいないと言えるでしょうね。つまるところ、多くの系統地理学的な研究は今回の研究結果を支持するものであり、進化論には何の影響もありません」
続く
以下ソース
http://tocana.jp/2018/06/post_17180_entry.html
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今回、研究者らは「DNAバーコーディング」という方法を用いて、地球上の10万種の動物から約500万のDNAバーコードを比較・分析したという。DNAバーコードとは、ミトコンドリアのCOI遺伝子をそれぞれの生物固有のバーコードに見立てたもので、これを照合することで生物種を特定することが可能となる。その結果、とんでもない事実が明らかになった。
「これはあまりにも驚愕の結論でしたから、私は精一杯の反論を試みました」(セイラー氏)
セイラー氏が驚くのも無理はない。90%の生物種が同時期に出現したとなると、生物学の常識中の常識である「ダーウィンの進化論」を無効化してしまう可能性を秘めているからだ。ご存知のようにダーウィンの進化論では自然淘汰(自然選択)により徐々に生命は進化してきたと考えられている。しかし、研究者らによると、進化の過程にある「中間種」なるものは存在せず、10万〜20万年前に誕生したという。また、いわゆる突然変異(中立進化)も期待されているほど起こっていないことが明らかになったそうだ。
一体どうしてこんなことが起こったのかは明らかになっていない。あり得るとすれば、大規模な環境的外傷が考えられるが、最後に生物の大規模絶滅が起こったのは6500万年前の隕石衝突による恐竜絶滅ぐらいだという。
今回の研究結果が事実だとすればダーウィンの進化論にどんなインパクトを持つのだろうか? 国立環境研究所の外来生物研究プロジェクト・リーダーである五箇公一先生にトカナ編集部が聞いた。
「正直なところ、報道内容は随分曲解されていると思います。ミトコンドリアDNAの進化と種の進化を混同しているという印象です。今回得られた結果は、現存するミトコンドリアDNAの変異の90%が20万年以内に生じたものであるということであり、種が発生した年代ではありません」
ということは進化論を覆す内容ではないということだろうか? 生物学者X氏が詳しく解説してくれた。
「原論文を読みましたが、DNAバーコーディング技術のバックグラウンドについての記事で、報道内容とは少し違う印象を受けました。現生の種が生じたのが20万年前というよりも、現生の種の遺伝的多様性が生じたのが20万年という話です。たしかにそれなら納得がいきます。その時期に現生のすべての生物は氷期を経験していて、特に10万年から1万年前には最終氷期極大期がありましたから、多くの種はそこで大量に絶滅してボトルネック(遺伝的多様性の急激な減少)を起こしています。今回の研究は、この20万年〜10万年前に生き残った種が現行の生物種の遺伝的多様性の基盤になっているということです。20万年ぐらいではDNA配列が2、3変わるだけですので、遺伝的変異もさほど起こりません。そういう意味では中間種もいないと言えるでしょうね。つまるところ、多くの系統地理学的な研究は今回の研究結果を支持するものであり、進化論には何の影響もありません」
続く
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