元NGT48の山口真帆の暴行事件をめぐって、業界内でキナ臭い動きがあるという。
現在、運営会社のAKSが山口への暴行容疑で逮捕された男性ファン2人に対して、損害賠償3000万円を求める民事裁判が新潟地裁で進行中。今月5日には被告側、原告側が提出した新たな裁判資料が開示されたが、その中で注目を集めたのがスポーツニッポンが先月30日付で掲載した主犯格とされる男と山口のツーショット写真だった。週刊誌記者が解説する。
「その写真は2017年4月のイベントで撮影された主犯格の男性ファンと山口のツーショットでした。2人は、指でそれぞれ借りていたマンションの部屋番号を示している。要するに、“部屋を知っているほど私たちはつながっている仲”と言いたいわけです」
どういうルートかはともかく、関係者しか持ちえない写真がスポニチに流れたということだ。これには山口がブチギレた。「スポニチさんが名誉毀損すぎるのでもう関わりたくないけど言わせてもらいます」とスポニチを名指しし、「イベント写真会はリクエストされたポーズをします。それをカメラ目線でやるので相手が何のポーズをしているかもほぼわかりません。AKB新聞やってて写真会の仕組みも分かっているはずなのに酷すぎる」と批判したのだ。
「ビックリしました。有名タレントがメディアをおおっぴらに名指しで批判することはまずありえないからです。しかも、芸能事務所は、スポニチをはじめ、日刊スポーツ、スポーツ報知などのスポーツ新聞と昵懇なので、所属タレントにはこのような発言を許さないはずなんですよ。かなり異例のことです」(前出の記者)
そもそも、スポニチが本件を大々的に紙面展開したことも珍しい。通常、いくらスキャンダルといってもトップ記事ぐらいで、周囲には他の記事が並ぶ形になるが、1つの面を使ってデカデカと掲載した。ある芸能プロ幹部はこう指摘する。
「スポニチは山口が所属する研音とも極めて親しい。掲載するにしても、もう少し記事を小さくするなりして配慮するはず。しかも、証拠能力としても決め手に欠けるものをよくやったなあ、という感じなんですよ。かといって、研音はスポニチを出入り禁止にはしていない。いったい、研音は山口を守る気があるのか? と業界内の話題になっています」
実は、研音内部も混乱しているようなのだ。テレビ局ドラマ関係者が耳打ちする。
「今、研音内部は、山口擁護派と山口反対派の真っ二つに割れているんです。だから、スポニチが大々的にやっても、出禁にはできない。反対派としては、スポニチよくやったみたいなもんですよ。一方、擁護派はスポニチ許さんという姿勢なので、山口がスポニチを批判したツイートを消させようとしない。いずれにしても、これまでの関係を継続する形になるのです」
一方で、こんな声もある。
「スポニチはスポーツ紙の中で芸能界を牛耳る黒幕と最も近い。いくら混乱の間隙をぬったからといって、彼らの意向は無視できないはず。だとしたら、今回の記事は逆に彼らの意向なのではないか。つまり、“山口潰し”です」(事情通)
裁判は、11月25日に弁論準備手続が行われるが、ますます混沌としてきた。
文=川口美保
以下ソース
https://tocana.jp/2019/11/post_122933_entry.html
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