昨年11月の住之江でデビューを果たした金子。ここまで76走して、初勝利にはまだ手が届いていない。
「やっぱり難しい。(先頭から)離れた6着ばっかりで、レースに参加できていないですから。養成所での訓練とは全然違います」
勝負の世界の厳しさを思い知らされてはいるが、実戦で経験を積めば地力は徐々についてくるはずだ。「今は道中で抜かれないように意識して走っています」と明確な課題を持ってレースに挑んでいる。
金子がボートレーサーを目指すきっかけになったのは、福井支部の中心選手として活躍を続ける父(金子貴志)の存在が大きい。
「ずっと見てきましたからね。小学生の頃からいいなと思っていました。養成所の入所試験を受けるときは、私には『本気なら頑張れ』といってくれたのですが、周りには不安そうに話していたそうです」
やはり父親なりの心配はあるようだが、「私のレースは録画して一緒に見てくれるし、支部練習にも来てくれます」とレベルアップへのサポートには全力を注いでくれている。
現在の目標はデビュー初勝利。そして「福井の先輩の今井(美亜)さんや西橋(奈未)さんはすごいと思うし、私も将来的には選手を目指す人に憧れてもらえるような選手になりたいですね」。
力強く後押ししてくれる父とお手本になる先輩の背中を追いながら、魅力あるレーサーを目指していく。
(立山友基)
■金子七海(かねこ・ななみ)
2000(平成12)年4月21日生まれ、20歳。福井県出身。
2019年9月に第125期生として選手登録。父は福井支部長の金子貴志(44)。
趣味はダンス。好きな食べ物はアイスクリーム、お肉。
11日開幕の蒲郡一般戦に出場予定。
157センチ、49キロ。血液型A。
以下ソース
http://race.sanspo.com/boatrace/news/20200703/btrnws20070305000002-n1.html
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