同調査では、これまで通常ランキングで4年連続で1位だった「池袋」が5位に後退し、上位常連組の「三軒茶屋」が11位、「川崎」が12位にまで後退した。代わってトップに輝いたのは、神奈川の「本厚木」、2位は東京東部の「葛西」だった。
一方、著しく人気を落とした街もあった。ライフルホームズの「コロナ禍での問合せ増加率ランキング」調査で問い合わせ率が減少した街は、ワースト1位の秋葉原(43.9%に減少)を筆頭に、笹塚、飯田橋、高田馬場、新宿、浅草橋など都心エリアに集中した。
また、人気が急落した顕著な都市が神奈川・武蔵小杉だ。近年、住みたい街ランキング上位の常連に定着していた“セレブの街”だが、リクルート社が実施した2020年の最新版「住みたい街ランキング」では、前年の9位から20位に順位を落とした。
ターニングポイントとなったのが、昨年10月の台風19号による浸水被害だった。
「憧れの街のタワマンが浸水に弱かったと分かり、需要が極端に落ちました。8月末に久しぶりに取引が成立しましたが、売買が成立した物件は、現在売りに出ている物件よりも坪単価で1割ほど値が低かったことが分かっています」
そう明かすのは、不動産ジャーナリストの榊淳司氏だ。
台風19号による多摩川の氾濫で、駅前の47階建てタワマンは浸水し、地下に設置された配電設備に水が流れ込んだ。その結果、停電と断水が発生。水洗トイレは流せなくなり、エレベーターは1週間以上もストップした。
水害直後に本誌・週刊ポストがタワマン住民を取材すると、「停電中は30階まで階段で上り下りした」「トイレが使えない間は、ビニール袋に用を足し、脱臭剤を入れて捨てていた」などの声が聞かれた。
さらに「コロナはタワマンの弱点を際立たせた」と、前出・榊氏が指摘する。
「タワマンは仕切り壁にコンクリートを使わない構造が多く、隣の生活音が聞こえやすい。緊急事態宣言中、『日中に隣の子供やテレビの音がよく聞こえた』という人がかなりいました。密を避けるため、エレベーターに人数制限をかけたタワマンでは、『出かける時に降りられないし、帰る時には昇れない』との不満も出ました。水害で停電した時のように徒歩で階段を登ることにもなりかねません」
こうした事態に、将来への不安を隠せないでいる住民は多い。武蔵小杉のタワマンに住む60代男性は、こう呟いた。
「会社を退職後、終の棲家にしようと購入したんです。人気の街だから資産価値は落ちないと思っていたら、あの水害のせいで一気に先行き不透明になりました。もう簡単に引っ越せない年齢だし、簡単に売りにも出せない。また同じような台風が来たらどうなるか……と不安でなりません」
“タワマン天上人”となったはずが、災害と資産価値暴落に怯える日々──そんな“地獄の老後”になるとは、男性も想像だにしなかっただろう。
ちなみに関西地区では東京と異なる変化が起きている。ライフルホームズによる「2020年住みたい街ランキング近畿圏版」では、前回調査で31位だった「本町」が1位、同35位だった「堺筋本町」が3位に急上昇した。どちらも大阪城にほど近く、オフィスや飲食街が多いエリアだ。
他にも上位に挙がったのは、市内の中心街が多かった。
「大阪は新築マンションの供給がある地域が限られている。『本町』と『堺筋本町』が上位にランクしたのは、この地域に大型マンションの建設が発表されたことと、大阪全域にアクセスがいいことが評価されたのでしょう」(大阪市内の不動産業者)
以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20200923_1597613.html
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