ストリップショーを行う新井見枝香さん=9月、神奈川県大和市
型破りな手法で本を売る異色の書店員が、新人ストリッパーとして活躍している。肌、肉付き、しわ、傷痕…。「生きてきた蓄積がとてつもなく詰まっている」。ショーに通ううち、一人一人の体の特別さに気付き、自分の体への見方も変わった。年1館以上のペースで劇場が閉鎖し、苦境に立たされる業界に新しい風を送り込んでいる。
10月、福井県あわら市のストリップ劇場「あわらミュージック」。薄手のドレスをまとった新井見枝香さん(40)が、花道の先端でしなやかに体を反らすと客席からため息が漏れた。
東京・日比谷の書店に勤める新井さんは2014年、独自に「新井賞」を創設。お薦めの本の注目度を上げるためのアイデアで芥川、直木両賞と同日に発表している。店長いわく、強みは「無邪気さとずぶとさ」。店には「新井さんから本を買いたい」と客が訪れる。
ストリップとの出合いは18年6月。作家の桜木紫乃さんに誘われ、東京・上野の30人も入ればいっぱいになる「シアター上野」を訪れた。少しずつ素肌をあらわにする踊り子たち。「美しいな」。以来、各地の劇場を巡り、銭湯でも極力目をそらしていた他人の体をじっくり見るように。価値がとても低いと考えていた自分の体も「思っていたより特別なもの」と感じるようになった。
1年余りたったころ。「かあちゃん」と慕うベテラン踊り子に「秘密の作戦」を持ち掛けられた。来場する桜木さんを驚かそう−。初めて足を踏み入れた楽屋で、スパンコールがびっしり付いたショートパンツに脚を通し、真っ赤な口紅を引くと舞台に飛び出した。
桜木さんらは驚くやら喜ぶやらの大騒ぎ。20分を踊り切って引き揚げると、舞台袖で思わぬ誘いを受けた。「踊り子にならない?」。即答こそしなかったものの、書店員を続けながら舞台に立つ道を選び、今年2月にデビュー。東京や神奈川、埼玉、大阪などの劇場に出演している。
エッセイストでもあり、幕あいの楽屋でいくつもの連載を執筆する。ある本への寄稿でこうつづった。「ストリップに出合わなければ、私はずっと、自分の身体を粗末に扱い続けただろう」
以下ソース
https://www.zakzak.co.jp/ent/news/201204/enn2012040010-n1.html
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