脳の大脳辺緑系には記憶を貯蓄する海馬の他感情を左右する偏桃体、快不快に基づき行動に繋げる帯状回などから編成されています。
中でも偏桃体は“情動の中枢”と呼ばれるほどで好き嫌い・快不快などの原始的な感情を生み出す役割を果たしています。
つまり大脳辺緑系は原始的な感情である好き嫌い・快不快と言う情動を司る情動脳なのです。動物的本能と言った方がわかりやすいかもしれません。
そして人間の持つ本能である食欲・性欲・運動欲・睡眠欲等は大脳辺緑系の支配を大きく受けており生存する為の原始的本能ですが、好き嫌い・快不快の情動反応に基づく面も大いので同じ空腹であれば自分の好むものを食べた方が満足感も脳の快感も大きいのです。
人の場合、性欲に生殖本能が占める割合は少なく生殖と無関係に発情が可能ですので性的なイメージによって情動が刺激され性欲を高められるのも情動的本能の働き故です。
性本能ほど理性のコントロール下に置きにくい欲望はなく人間の性的欲求を脳レベルで解析してみると面白い事がわかります。
脳で性欲を司っているのは間脳にある視床下部、その中の第一性中枢と第二性欲中枢と呼ばれる二つの器官です。
第一性欲中枢はセックスを欲する機能を受け持ち、第二性欲中枢はセックスを行うための機能を受け持っています。
この第一性欲中枢は女性よりも男性の方が2倍大きく、男性の方が性欲が強いと思われる傾向はこの為だと思われます。
そして第二性欲中枢は男女で場所が異なり女性のそれは満腹中枢の近くにあり男性は摂食中枢の傍にあります。
つまり男性は空腹の時欲情しやすいのです。
動物社会の中で雄は基本、種付けが終了すればお役ごめんなので、飢餓で自分が滅ぼうとも雌に種付けさえ出来るのなら喜んで食欲より性欲を優先します。いじらしいですね(ただし、ネズミなどの小動物の場合、睡眠時間の長さからも日中の行動にかなりのエネルギーを費やしており生命維持優先の作りをしている為飢餓が起きれば発情期であってもそれを止めて食糧確保を優先するそう)。
一方雌は交配の後、子供を産み育てる必要があるので満腹して満ち足りた状態でなければ身体を許せないのです(勿論個人差はありますし個人的には満腹になったからと言って性欲が沸くという実感はありません)。
人間男性の場合、個人差はありますがある男性に聴いた所「僕の場合、酷くお腹が空いていて目の前に女性がいたら女性を選びます。ただお腹が空いている状態で女性と食べ物が並んでいたらまず食事が先」。
一方、女性の場合生理学的には満腹になると性欲が高まります。
現代は貧困こそあれ飽食の時代。人は手を伸ばせば口に出来る環境に恵まれ飢える事を知りません。
これが何を意味するかと言うと…。
そう、草食化する男性と肉食化する女性です。つまり、より良いパートナーシップを結ぶ為には男女が同じテーブルで食事をしては燃え上がらないと言う悲しい現実があるのです…!
以下ソース
https://www.mag2.com/p/news/533312/
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