同派は１９７９年に結成され、４５年の歴史に終止符を打ったが、説明責任を果たしたとはいえない。市民団体「自民党ウラガネ・脱税を許さない会」（藤田高景代表）がこの日、東京地検に告発状を提出。所得税法違反（脱税）で、５人衆の萩生田光一前政調会長、西村康稔前経産相、松野博一前官房長官、世耕弘成前参院幹事長、高木毅前国対委員長に加え、座長の塩谷立元文科相、下村博文元政調会長、立件された３人の議員、元議員の計１０人を告発した。
会見した同会の藤田代表は「重大な金権腐敗疑惑をトカゲの尻尾切りで終わらせてはならない。説明責任を果たさない政治家は永田町から退場してもらうしかありません」と語気を強めた。
また同会の「呼びかけ人」として政策アナリストの古賀茂明氏が会見に出席。「なんで裏金にするのか、知られたら困るからです。知られたら困るお金を『税金なしでいいですよ』って、それ自体が根本的に間違っている」と声を上げた。
またマスコミの報道についても言及。「派閥の領袖、重鎮クラスになったら政治部の記者をバカにしている。『こういうふうに言い続ければ、みんなそういうふうに書くぞ』と思っている。検察もそういう意識がある。『リークしてやるからその通りに書けよ』と。そういうことでずっと続けてきた。繰り返し言っていけば、それは真実になっていくというのが特に安倍政権になってからひどかった」と痛烈に批判した。
古賀氏といえば１５年にコメンテーターとして出演していた「報道ステーション」（テレビ朝日系）で、「Ｉ ａｍ ｎｏｔ ＡＢＥ（私は安倍じゃない）」のプラカードを掲げ、降板騒動になった。
〝安倍派〟とは因縁深い古賀氏は「自民党の一番の哲学は『時間が俺たちに味方する。どうせ国民はバカだから忘れる』と思っています。絶対に忘れないこと。ずっと追及することが大事」と呼びかけた。
以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/290878
