子供の指挟みや転落…ベビーカーや自転車事故に注意 5年間で60件
製品評価技術基盤機構(NITE)は22日、子供がベビーカーや自転車で指を挟んだり、
転落したりする屋外での事故が、平成27年度までの5年間に少なくとも60件起きている
として、注意を呼び掛けた。このうち24件は、骨折などの重傷だった。
内訳は、ベビーカーの開閉時に子供の指を挟む事故が8件で最多。次いで、ベビーカー
のベルトが緩んで子供が落下する事故と、自転車の幼児用座席の足乗せが劣化して破損し、
足が車輪に巻き込まれる事故がいずれも6件だった。
27年5月には大阪府で、スロープと歩道の高さ1センチ未満の段差に当たったベビーカー
が前転して乳児が落下、頭の骨を折るけがをした。ハンドルのロックが不十分だったため、
段差に当たった衝撃によって緩み、倒れ込むのを止められなかったという。
NITEは「ベビーカーの開閉時は、子供の手に注意を。ハンドルやベルトのロックは使うた
び確認をしてほしい」としている。
http://www.sankei.com/life/news/170622/lif1706220046-n1.html