F35に空対地ミサイル検討…射程300キロ
自衛隊への導入は初めてとなり、2018年度予算に関連経費の計上を目指している。
国内の離島有事に備えるのが主目的だが、自衛のために相手国の基地などを攻撃する「敵基地攻撃能力」の保有を念頭に置いているとの見方もある。
複数の政府関係者が明らかにした。空自のF4戦闘機の後継となるF35は米軍などが採用している。
敵のレーダーに探知されにくい高度なステルス性能を持つ。空自は計42機を導入し、今年度末から三沢基地(青森県)に順次配備する予定だ。
このF35に導入する有力候補として検討しているのは、F35の国際共同開発に参加したノルウェーが主体となって開発中の「ジョイント・ストライク・ミサイル(JSM)」だ。
海上の艦船を狙う「空対艦」とともに、空自が現在保有していない「空対地」ミサイルの能力を併せ持ち、射程は約300キロ・メートルとされている。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170625-OYT1T50122.html