西郷隆盛、未公開の肖像画 BSジャパンの番組で初公開
来年のNHK大河ドラマの主人公になり、注目を集める西郷隆盛のメディア未公開の肖像画が、
BSジャパンの番組『歴史散歩偉人たちの末裔は今?』(12日 後9:00)で初公開されることがわかった。
肖像画は、隆盛の末裔を取材する中で発見され、鹿児島市在住の古美術収集家が持っていたもの。
隆盛研究家・冨永重己氏によれば、画の構図やタッチは、明治初期に活躍した日本画家の服部英龍の画に似ているものの、
やわらかい表情はこの画独自のもので、画の中の御印から英龍の弟子・雲龍が残したものだという。
明治維新の立役者でありながら、写真は残されておらず、ミステリアスな生涯を送った隆盛の貴重な資料となるのは間違いない。
番組プロデューサーの脇坂清人氏は「取材の過程の中で西郷隆盛の肖像画などゆかりのお宝を数多く所有されている方に出会いました。
ご厚意により今まで一度も公開しなかった肖像画を初公開していただくことになりました。
写真が残されていない西郷隆盛のミステリアスなプロフィールに迫る貴重な資料だと思います」と、コメントを寄せている。
番組は、歴史上の偉人たちの末裔は今どこで、何をして、どのように暮らしているのか、
偉人たちの子孫を探し出し、家訓、家宝、遺品を紹介しながら一族に伝わるDNAに迫る。
隆盛のほかに、“独眼竜”の異名でも知られる戦国大名・伊達政宗の末裔、
日本にキリスト教を伝えた宣教師フランシスコ・ザビエルの末裔、世界で初めて全身麻酔手術を成功させた江戸時代の外科医・華岡青洲の末裔、咸臨丸でアメリカに渡ったことで名高い幕臣・勝海舟の末裔を取材した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170810-00000335-oric-ent