http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170821/k10011106281000.html
前橋市は、高齢者などを対象に行っているタクシー運賃の割引サービスを利用しやすくするため、マイナンバーカードでサービスを受けられる新たな取り組みを年内にも始めることになりました。総務省によりますと、公共の割引サービスにマイナンバーカードを活用する試みは全国でも初めてだということです。
前橋市は、高齢者や障害者などを対象にタクシー運賃の一部を助成する割引サービスを行っていて、現在およそ2万人が利用していますが、利用にはタクシーの運転手に登録証を提示し利用券を提出する必要があるなど、手続きの煩雑さが課題となっています。
このため前橋市は、マイナンバーカードを活用してサービスを受けられるよう、新たな取り組みを試験的に行うことになりました。
具体的には、割引サービスに登録した高齢者や障害者などが今後市内のタクシーに設置される専用のタブレット端末にマイナンバーカードをかざすだけでサービスを受けられるようにするということです。
これにより、これまでタクシー会社や市が行っていた精算手続きも自動化されるということです。
総務省は「公共の割引サービスの利用券としてマイナンバーカードを活用するのは全国でも初めての試みだ」としています。
前橋市は来月の定例市議会で必要な条例の改正を行ったうえで、年内にも試験運用を始める方針です。