吉田町の田村典彦町長が「スピード違反で捕まる」という虚偽の情報が短文投稿サイト「ツイッター」に投稿され=写真、町が弁護士に対応を相談する事態になっている。
投稿したのは町内に住む県立高校の女子生徒。
来年度から小中学校の夏休みを十六日程度に短縮する同町の教育改革に批判的な意見も一緒に載せていた。町幹部は「意図は分からないが、教育改革への反発が背景にあるのだろうか」と困惑する。
女子生徒はツイッターに四日付で「吉田町長、スピード違反で捕まる 町長がこんなんなのに小学生と中学生の、夏休みは少なくなるんですか。
かわいそう」と投稿。
リツイート(転載)が二十件近くあり、田村町長の顔写真を添付して「スピード違反ってガセなの?」と反応する第三者の投稿もあった。
町に五日、ツイッターを見た人から真偽を尋ねる問い合わせがあり、町が田村町長から事実無根だと確認。町職員が調べたところ、四日以前、これに関連する投稿はなかった。
町は女子生徒の過去の投稿内容を確認して名前や高校名などを特定しており、町幹部は「町長の名誉を傷つける虚偽の情報が拡散し、事実と受け取られかねない。再発防止のためにも何らかの対応を求める必要がある」と話している。
高校が本紙の取材を受け、女子生徒から事情を聴いたところ、生徒は投稿を認めた上で、町長がスピード違反で捕まるという虚偽情報は「無料通信アプリ(LINE)で知って、深く考えずに投稿した」と涙ながらに話したという。
投稿は既に削除されているが、第三者が反応した投稿はそのまま残っている。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20170907/CK2017090702000100.html