若手音楽家の登竜門として知られるオーストリアの「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」で、
北九州市出身の中村太地さんがバイオリン部門で優勝し、ピアノ部門では、東京都出身の神足麻由さんが2位に入りました。
ヨハネス・ブラームス国際コンクールは、19世紀のドイツの作曲家、ブラームスにちなんで、ゆかりの地であるオーストリアのぺルチャッハで毎年この時期に開かれています。
ことしはバイオリン部門で、北九州市出身でウィーン在住のバイオリニスト、中村太地さん(27)が優勝し、
ピアノ部門では、東京都出身で同じくウィーン在住の神足麻由さん(25)が2位に入りました。
中村さんは、3位となった2年前に続いて2度目の参加で、NHKの取材に対し「今回は優勝だけを狙って出場しました。目標を達成できてほっとしています」と話していました。
また、神足さんは初めての参加で、
「ありのままで楽しんで弾けたことが実ったのだと思う。ブラームスゆかりの地で演奏できたことが何よりもうれしい」と話していました。
このコンクールは若手音楽家の登竜門としても知られ、7年前から毎年、日本人の優勝者が出ています。10日夜には、ことしの入賞者の演奏会が開かれ、中村さんと神足さんも演奏を披露するということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170910/k10011134301000.html