国土交通省などは13日、建設を進めていた東北中央自動車道の福島大笹生インターチェンジ
(IC、福島市)―米沢北IC(山形県米沢市)間35.6キロメートルが11月4日に開通すると発表した。
冬の豪雪で通行止めが起きる国道13号に比べ、悪天候でも通行しやすくなる。通行料は無料。
これにより東北自動車道から米沢市までが高速道でつながる。
開通する福島大笹生―米沢北間は1998年度に日本道路公団(当時)が着工、2003年度に国による
直轄高速事業に切り替えて整備を進めてきた。開通区間には、道路トンネルとしては東京湾アクアトンネル
(9610メートル)に続き全国5位の長さとなる栗子トンネル(8972メートル)がある。福島JCT―米沢北ICの総工費は1883億円。
開通について吉村美栄子山形県知事は「県にとって南側のゲートウェイとなり、物流効率化や
観光交流の促進を期待する」とのコメントを発表した。
東北中央道は福島県相馬市を起点に福島、山形、秋田県の内陸部の主要都市を経由して、
秋田県横手市で秋田自動車道に連結する総延長約268キロメートルの高規格幹線道路。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFB13HAA_T10C17A9L01000/