県は24日、長井市の夫婦2人が有毒のツキヨタケを食べ、食中毒の症状を訴えたと発表した。
食用のムキタケと間違えたといい、70代男性と妻の60代女性はともに医療機関を受診し、
快方に向かっている。県内の毒キノコによる食中毒は今季2件目。
県食品安全衛生課によると、男性が23日に長井市内の山林で採取した。
同日午後7時ごろ、自宅で炒め物にして食べたところ、約1時間後に嘔吐(おうと)や腹痛など
の症状を訴えた。県置賜保健所が確認したところ、ツキヨタケと分かった。
夫婦ともに医療機関を受診したが、入院はしていない。
有毒のツキヨタケは食用のムキタケ、ヒラタケと間違えやすく、県内で発生したキノコ食中毒
の約6割を占めている。
同課は「採取したキノコの中に1個だけツキヨタケが混ざり込むこともある」とし、軸を縦に
裂いた時の黒っぽいしみ、ひだの付け根部分の突起といったツキヨタケの特徴を確認して
ほしいと話す。
http://yamagata-np.jp/news/201709/25/kj_2017092500489.php