LGディスプレーの有機発光ダイオード(OLED)テレビパネルの販売量が、昨年同期より2倍以上に増えた。
LG電子をはじめとするソニー、フィリップスなど、LGディスプレーパネルを使用する世界主要テレビメーカーのOLEDテレビの販売台数が急増した結果だ。
LGディスプレーは、10月のOLEDテレビの販売枚数が月間販売基準で初めて20万枚を超えたと、31日明らかにした。
11月も販売計画が21万枚を超えており、年末まで増え続けると見られる。LGディスプレーのOLEDテレビパネルの販売枚数は、昨年から着実に増えている。
昨年第1四半期は13万5000枚だった販売枚数が、今年第1四半期は27万2000枚に増えた。今年第4四半期は販売枚数が62万2000枚と予想される。
OLEDパネルの販売枚数が急増した理由は、「OLED陣営」に参入した電子メーカーが増えたことによる結果だ。
最近、テレビ市場全体が停滞状態に置かれていることを受け、プレミアムテレビでラインナップを再整備する企業が増えている。
現在、OLEDテレビを生産している世界のテレビメーカーは、中国のスカイワースと長虹、コンカ、欧州のバング&オルフセン、メッツ、グルンディッヒ、ロエベ、
そして日本のソニー、パナソニック、東芝など13社にのぼる。市場調査会社「IHS」は、世界のOLEDテレビの販売台数は、
今年の138万台から2021年は660万台に伸びるだろうと予測した。
OLEDテレビの生産を開始した企業各社の販売台数も上昇を続けている。代表的企業は、日本のソニーである。
ソニーは今年初めてOLEDテレビを発売して、プレミアムテレビのラインアップを強化している。市場調査会社「NPD」によると、
ソニーは北米地域で9月のOLEDテレビの販売台数が先月に比べて2.1倍に伸びた。
フィリップスも、欧州市場での第3四半期の販売台数が前四半期比5.9倍も増加したと、市場調査会社「GFK」が発表した。
OLEDテレビ陣営の先頭走者であるLG電子のOLEDテレビの販売台数も、北米と欧州をあわせて9月の一ヶ月間、前月比1.5倍に増えた。
LGディスプレーの関係者は、「年末までに需要はもとより、来年の物量まで増やしてほしいという顧客の注文が続いている」とし、
「下半期から本格稼動した坡州(パジュ)のE4-2ラインの稼働率を最大限引き上げることで、増えつづけている顧客のニーズに対応する方針だ」と明らかにした。
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