法政大学教授の山口二郎氏は、以前から安倍政権に対する批判を積極的に展開してきた論者として有名だ。
山口氏は、東京新聞の「本音のコラム」欄の執筆を担当しているが、このところ発言はさらに過激なものになっているようだ。
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2017年11月5日のコラムのタイトルは、「架空ゴルフ場密談」。安倍首相とトランプ大統領を思わせる二人の架空のやりとりを、
皮肉を込めて書いたものだ。「戦争でも始めれば、国民も俺を支持するだろう。その時は日本もついてくるだろうな」とアメリカに
言われると、日本は「もちろん、どこまでもついていきます、靴底のチューインガム」と返答。
続いてアメリカが言う、「それにしても、日本のソーリがうらやましいよ。自分の都合の良いときに議会を解散し、愚かな野党を
やっつける。国民も他にやりようはないとあきらめて、いつもあんたの政党に投票する。ソーリの提灯持ちのジャーナリストは
レイプ疑惑をもみ消すし。うまくできているなあ」。
これに対して、「過度な民主主義は政治の混乱のもと。貴国に押し付けられた憲法をくぐり抜け、合法的独裁をつくり出した私は、
政治の天才かもしれませんね」と日本が応じる。安倍政権は独裁的だというのは山口氏の以前からの主張であり、Twitterでも
「安倍か、反安倍か。民主か、独裁か」といった発言がある。
12日には、「永続敗戦の実態」と題してコラムを執筆した。
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「メディア、特にNHKテレビは、もっぱら両首脳の蜜月関係をこれでもかと映していた。従属の現実を覆い隠すために国民を
洗脳するようなものである」。
そして、「大統領を急いで追いかけようとしてバンカーの縁から転げ落ちた首相の姿は、日本という国そのものの象徴であった」と
山口氏は結論した。これに先んじて7日のツイートでは、安倍氏ならびにトランプ氏の言動、両者に好意的なメディアの報道に
対して、「これらに怒らない人には愛国心はないと断言したい」と述べていた。
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