「元国会議員で生活保護を受けたり、ホームレスになったりする方もいると聞いている」
自民党の竹下亘総務会長の発言が話題だ。
国会議員の議員年金は、'06年に廃止されている。
だが、
「このままでは有為な人材が集まらなくなる」
と、11月14日に開かれた自民党総務会で、議員年金復活が議題になったのだ。
村上誠一郎代議士が言う。
「国会議員の報酬は年間約2100万円ですが、私設秘書への給与や地元事務の経費でほとんどがなくなる。
議員年金がないと、引退すればホームレスになってしまってもおかしくないのです」
言及された「ホームレスになった元議員」とは誰か。「彼女では?」と記者のあいだで噂になったのが、この女性である。
井脇ノブ子。
「やる気、元気、井脇!」をキャッチフレーズに、'05年の郵政選挙で「小泉チルドレン」の一人として初当選(比例近畿ブロック)。
ピンクのスーツを着込み、中年のオッサンばりのルックスで知られていた。
'09年に落選後は、いつの間にか世間から姿を消していた井脇氏が、本誌の取材に答えた。
「おカネ、まったくないねん。持ち家ももちろんない」
井脇氏は、いま71歳。オッサン化に磨きがかかった風貌だ。
(以下略)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53616