民進党の有田芳生参院議員(65)は11日、党本部に離党届を提出した。立憲民主党への入党を希望している。
同様の民進党議員はほかにも数人おり、今後も離党が相次ぐ可能性がある。
有田氏は2010年参院選比例代表で旧民主党から初当選し、昨年の参院選は民進党で再選。
今年9月の同党代表選で枝野幸男氏(現立憲民主党代表)を支持した。
有田氏は「憲法や安全保障、原発などの課題について最も自分の考え方に近い」と記者団に語り、年内に立憲に入党届を提出する意向を示した。
比例代表で当選した議員の政党間移動は国会法などで禁じられているが、新党は例外で、有田氏の立憲民主党入りに法的問題はない。
8日には参院で民進党会派に参加する川田龍平氏(無所属)も立憲民主党に入党届を出しており、民進党は「離党ドミノ」を警戒している。
増子輝彦幹事長は11日の記者会見で「一日も早く、党改革の方向性を決めなければならない。
今後、離党者が出ないよう最大限努力したい」と述べ、改革方針の策定を年内に前倒しする考えを示した。
立憲民主党、希望の党との国会での統一会派に関しても「両党に絶えずラブコールしている」と述べた。【樋口淳也】
毎日2017/12/11
https://mainichi.jp/articles/20171212/k00/00m/010/051000c