11日放送の「ひるおび!」(TBS系)で、落語家の立川志らくが、日韓合意をめぐる韓国政府の対応について不快感をあらわにした。
安倍晋三首相が平昌五輪の開会式を欠席する方針を固めたことに対して、「そりゃ、行かないですよ!」と理解を示したのだ。
番組では、2015年に成立した日韓合意をめぐる、韓国・文在寅(ムン・ジェイン)大統領の発言を取り上げた。
日韓合意では、慰安婦問題について「最終的かつ不可逆的に解決されることを確認」している。
しかし文大統領は10日、年頭の記者会見で「日韓合意は誤ったもの」と批判した上で、「日本と心の通じる真の友になれるよう願っています」とコメントしていた。
日本政府が元慰安婦を支援する財団に拠出した10億円に関し、韓国政府の国家予算に置き換えるとしつつも、合意自体の破棄や再交渉は求めないという。
一方で「産経新聞」の報道によると、安倍首相は韓国政府のこうした態度を受け、平昌五輪の開会式を欠席する方針を固めたというのだ。
菅義偉官房長官も「韓国側がさらなる措置を求めることは、わが国として全く受け入れられない」と反発している。
こうした状況について、スタジオでは志らくが、まず韓国政府の動きに「実にふざけた話」と言い放った。
日本側の誠実な謝罪を求める韓国政府に対し、「向こうだって政権が変わるたびに約束を反故(ほご)にしてきた、うそをついてきた」と指摘したのだ。
「日本政府に対して、ちゃんと誠実に謝る必要があるんじゃないかって気がしますよね」ともコメントし、韓国政府の姿勢を批判した。
志らくは続けて、慰安婦像が依然設置されたままであることにも言及。こうした事情を踏まえて、
「そりゃ、安倍総理は(平昌五輪に)行かないですよ!」「(五輪に)政治を絡めちゃいけないんだけど、行くわけがない! 私だって行かないですよ!」と声を荒らげていた。
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