数年に一度の非常に強い寒気 大雪・猛吹雪に厳重警戒を
1月25日 4時34分気象
数年に1度の非常に強い寒気が流れ込んでいる影響で、新潟県や東北の山沿いでは
この24時間に70センチ近い雪が降って大雪となっているほか、ところによって猛吹雪となっています。
新潟県や北陸を中心に雪がさらに降り続ける見込みで気象庁は、大雪や猛吹雪に厳重に警戒し、
不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。
気象庁によりますと、日本の上空には氷点下42度以下と数年に1度の非常に強い寒気が
広く流れ込み、局地的には氷点下45度程度に達しています。
この寒気の流れ込みに加え、冬型の気圧配置が強まっている影響で、北日本から西日本にかけての
日本海側を中心に雪や風が強まりところによって、猛吹雪になっています。
新潟県や東北の山沿いの多いところでは、この24時間に70センチ近い雪が降るなど
大雪となっています。午前4時の積雪は、山形県の大蔵村肘折で2メートル86センチ、
新潟県の魚沼市西名で2メートル11センチ、北海道幌加内町で2メートル3センチ、
秋田県横手市で1メートル12センチなどと、山沿いの各地で積雪が1メートルから3メートル近くに達しています。
また、名古屋市でこの24時間に2センチの雪が降るなど、太平洋側の平地でも雪が降っている
ところがあります。寒気の流れ込みはいまがピークで、北日本から西日本にかけての日本海側を中心に
雪がさらに降り、猛吹雪が続く見込みです。
また、近畿中部や四国、九州北部など、ふだん雪が降らない平地でも積雪のおそれがあります。
25日の最大風速は、近畿で25メートル、北海道と東北、北陸、中国地方で23メートル
、最大瞬間風速は35メートルに達し、波の高さは6メートルから7メートルの大しけとなる見込みです。
強い冬型の気圧配置は27日にかけて続く見込みで、気象庁と国土交通省は、日本海側を中心に
大雪や猛吹雪による車の立往生などの交通への影響や暴風、高波などに厳重に警戒し、
不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。
また、寒気の影響で、各地でこの冬一番の厳しい寒さとなり、午前4時までの最低気温は、
仙台市で氷点下6度7分、茨城県日立市で氷点下6度2分、名古屋市で氷点下3度3分、
熊本市で氷点下3度2分、東京都心で氷点下3度1分、松山市で氷点下2度1分などとなっています。
気象庁は、水道管の凍結などにも十分注意するよう呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180124/k10011301041000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_015