【カイロ篠田航一】国連安全保障理事会によるシリアでの30日間の停戦決議採択を受け、首都ダマスカス近郊東グータ地区でアサド政権軍から連日の攻撃を受けている反体制派武装勢力からは歓迎の声が上がった。だが決議ではテロ組織については停戦の対象外となっているため、アサド政権側が「テロリスト掃討」名目で攻撃を続ける可能性もあり、停戦が完全に実現するかは不透明だ。
ロイター通信によると、東グータ地区に拠点を置く武装組織「イスラム軍」など有力な二つの反体制派勢力は24日、歓迎の声明を発表し、「東グータに入る人道支援車両を保護する」と述べた。だが停戦決議後の24日夜も現地では空爆が続いたとの情報もある。
https://mainichi.jp/articles/20180226/k00/00m/030/047000c