大阪府の松井一郎知事は2日、昨年1月から導入した宿泊税の対象を、宿泊料金が1人当たり1万円未満の
場合にも拡大する方針を明らかにした。府庁で記者団に「一流のホテルでも1万円を切る日があり、
予想とは違っていた」と指摘、税収の伸び悩みを理由に挙げた。
府はホテルや旅館などの宿泊料金が1人当たり1万円以上の場合、100〜300円を独自に徴収し観光客の
受け入れ対策に充てている。府によると、昨年の税収は当初の想定の約11億円を下回る約7億5700万円だった。
松井知事は5千円以上1万円未満の場合に50円を徴収するとし、秋には改正条例案を府議会に提出する意向だ。
松井知事は「(観光客への)おもてなしを拡充するには、もう少し負担をいただいてもいいのではないか」と述べた。
http://www.sankei.com/west/news/180302/wst1803020044-n1.html