神戸製鋼所による不正のうち、日本原子力研究開発機構は6日、神戸製鋼と同社の子会社「コベルコ科研」に
委託して実施された原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の地層処分に関連する分析データなど
16件で改ざんや捏造(ねつぞう)などがあったと発表した。神戸製鋼に再試験の実施を求めている。
原子力機構によると、不正があったのは2012〜16年度に原子力規制委員会や経済産業省が原子力機構に
発注した核燃料の被覆管や放射性物質を入れる容器に使う金属の腐食の進み具合を示した分析データなど。
ほとんどのデータで実験記録がなかったり、意図的に記録を改ざんしたりしていたという。
資源エネルギー庁などによると、改ざんデータを使った分析結果をまとめた報告書を一部修正する。
神戸製鋼は「問題を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に最大限努める」としている。
https://news.infoseek.co.jp/article/mainichi_20180307k0000m040092000c/