統一旗に「竹島」で対立 パラ開会式 南北合同入場は取りやめ
3月8日 23時00分
9日開幕するピョンチャンパラリンピックの開会式で韓国と北朝鮮の選手が、朝鮮半島が描かれた統一旗を掲げて合同で入場行進することをめぐって
統一旗に島根県の竹島を表記するかどうかで南北の意見が折り合わず合同での入場行進は見送りになりました。
韓国と北朝鮮は、9日のピョンチャンパラリンピックの開会式について、オリンピックの開会式に続いて韓国と北朝鮮の選手が、
朝鮮半島が描かれた統一旗を掲げて合同で入場行進するか協議してきました。
韓国政府傘下の大韓障害者体育会によりますと、北朝鮮側は、統一旗に南北が領有権を主張する島根県の竹島を表記することを主張し、
「政治的な理由で島の表記ができないのは受け入れられない。われわれの国土を表記できないのは自尊心が許さない」と主張したということです。
統一旗をめぐっては、IPC=国際パラリンピック委員会は、「オリンピックですでに表記が決まった統一旗を変更することはできない」という立場を示しており、
これを受けて韓国と北朝鮮は改めて協議したものの、折り合いがつかず合同での入場行進を見送ったということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180308/k10011356581000.html