「両方が本当の彼」/金本監督
<オープン戦:楽天4−12阪神>◇16日◇静岡
阪神高山が楽天戦に出場し、1号2ランを含む2安打2打点で20安打12得点の大勝を導いた。
金本知憲監督は開幕中堅について、「高山は近づいているわね」と評価。
5試合連続安打で上り調子の16年新人王を最有力に挙げた。
4日のソフトバンク戦から「彼は絶対に(本塁打を)狙ってはいけない。
あくまでクリーンヒットで」と長打狙い禁止令を発令していたが、
16年に8発をマークしたパンチ力を引き合いに「いいポイントでヘッドに乗れば、持っていく力は持っている」。
その上で「(本塁打を)打とうとするとダメだね、彼は。ヒット狙いを続けてほしい」。
その他の一問一答は以下の通り。
−高山は天才型打者?
金本監督 両方の天才やな。(9回の)あの三振も、なかなかあのボール、振らんよ。
ベースのどれくらい手前の球を振った? 両方が本当の彼…。それが高山の持ち味とこっちは思わないとさ。
−中谷はスタメン野手で1人無安打
金本監督 下から出るわね、バットが。同じフライアウトでしょう。同じファウル、同じフライアウトは軌道以外の何物でもない。
−楽天先発の則本を中盤以降捉えた
金本監督 まあね。球威も落ちてきたけどね。明日からも先発ローテーション予定の投手が出てくる。しっかり打ってほしい。
−メッセンジャーは
金本監督 もうちょいやな。もうちょい球のキレというか、粘られとるわな。ちょっとバッターがついていってるわね。
本来のメッセには、もうちょっとかなと。でも、1失点だから。そこはさすがですよ。
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201803170000006.html
金本監督「うれしい悲鳴」当落線上の若手活躍し大勝
阪神金本知憲監督(49)が大勝にうれしい悲鳴だ。
この日は昨季15勝を挙げたエース則本との対戦。
4回までは球威に押されて無得点だったが、5回に1死一、二塁で糸原が左翼越え適時二塁打で2点を奪って先制した。
6回は伊藤隼の右翼へのソロ本塁打などで2点を加点。難攻不落の右腕から4点をつかんだ。
終わってみれば20安打12得点。特に1軍枠ボーダーラインの伊藤隼が4安打3打点、原口が4安打1打点と大暴れ。
金本監督も「1軍枠、当落線上の選手たちがね。うれしい悲鳴ですね、これは」と声をはずませた。
この日は若手主体のメンバーでラストゲーム。17日中日戦(ナゴヤドーム)から主力が本格参戦するだけに、
数少ないアピール機会で若虎が発奮した格好だ。
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201803160000804.html