大阪の中学
校内暴力で一時不登校 女子が殴られ鼻骨折
大阪府茨木市立中学校で今年1月、
1年の女子生徒が同学年の男子生徒から顔を殴られるなどの暴行を受けて
鼻を骨折する重傷を負っていたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。
女子生徒はショックで一時不登校になったといい、
府警茨木署は男子生徒を傷害の非行内容で児童相談所に通告した。
茨木署や学校によると、生徒が暴行を受けたのは1月23日午後4時ごろ、
放課後に教室であった学習会の時間中で、
室内には監督者としてボランティアの女子大学生がいた。
数人の男子生徒と談笑中、
別のクラスの1年の男子生徒が女子生徒と姓が同じ有名人の名前を連呼してからかい始めた。
女子生徒がやめるよう求めて背中を軽くたたいたところ、男子生徒が激高。
背中を蹴り、顔面を2回殴り、電気コードを首に掛けようとしたため
他の生徒が職員室に教諭を呼びに行き、暴行は収まったという。
女子生徒は病院で全治1カ月の鼻骨骨折と診断された。
女子生徒は約1カ月間学校を休み、男子生徒が転校する考えを伝えたため2月下旬から登校を再開したという。
学校は再発防止のためボランティアに対処法を指導した上、1年生にはクラスごとに経緯の説明をした。
校長は「校内暴力を防ぐことができず申し訳ない」と話した。【加藤佑輔、池田一生】
https://mainichi.jp/articles/20180327/k00/00e/040/296000c