京大、8年前の入試ミス公表…今年再び指摘され
2018年04月05日 21時32分
京都大は5日、2010年2月の一般入試の化学で出題ミスがあったと発表した。
水溶液に関する選択問題で条件設定が不十分だったという。直後にミスに気付いて適正に採点したとして、合否判定のやり直しはしないとしている。
ミスがあったのは、酸性水溶液にアルカリ性水溶液を徐々に加えた時、水素イオン指数(pH)の変化を表すグラフを四つの選択肢から選ぶ問題。選んだ理由も記述するよう求めていた。
今年2月に外部から「正解が選べない」との指摘があり、京大は関係者に聞き取りを実施した。
その結果、10年2月の試験翌日に外部から同様の指摘を受け、選んだグラフと理由の記述に整合性があれば得点を与えたことを確認したという。
京大は「問題の総合的な検討が十分ではなかった」としている。京大では追加合格者を出した昨年2月の一般入試などで出題ミスが続いている。
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