やあ、僕の名前はケビンだ。職業はビデオ編集者だが、同時に…正直なところ… 相当なレベルの日本オタクだ!
今年の年始に日本に旅行に行った際、ひょんなところから、とあるレコーディングスタジオで行われていたBBQに行くことになりそこで偶然にも何人か有名なアニメ作曲者達と出会った。
そのスタジオの名前は、静岡県伊東市にある Kitty IZU STUDIO。
1977年にオープンしたキティは、日本の古典的なアルバムやアニメの数々が記録されたスタジオになりました。玉置浩二さんAll I do、
高中正義のAn Insatiable Highと貴子間宮のLove Tripなどを録音するだけでなく、うる星やつらやらんま1/2のような古典的なアニメシリーズの名曲やなど歴史的な作品の数々を生み出しました。
BBQの時に、スタジオディレクターである大平太一さんに色々と聞いてみたところ、キティ・スタジオをもっと世の中の幅広い層、特にオンラインのオーディエンスに対して紹介するイベントを実施したいと考えているタイミングであるとのことだった。
そこで私は彼に、Kitty Studioでも録音されたである幾つかの名作から派生したFuture Funkというジャンルの音楽について説明した。
これが今回のOtaku Spirit のSession のアイディアへとつながった。
Otaku Spirit Sessionsは「Future Funkアーティスト」と「過去のアニメ作曲者」たちという新旧がコラボレーションする公開レコーディングイベントだ。
もしFuture Funkにあまり馴染みがないようであれば、簡単に説明しよう。Future Funkというのは、Vapowaveという2010年頃からインターネットのmemeカルチャーから派生したジャンルのさらなるサブジャンルだ。
どちらのジャンルもサンプリングや音声加工に重きを置いた”Chopping and Screwing(乱雑な切り貼り)”をするタイプの音楽だ。
Vaporwaveはどちらかと言うと80年代や90年代という時代のノスタルジアを皮肉と風刺を混ぜながら表現したのに対し、Future Funkは同じ皮肉でも、
「原作者への最大なる敬愛」が象徴的音楽だ。また曲調も多少アップビートだ。この敬愛(リスペクト)は日本の古いJ-Popとオタクカルチャーへと向けられている。
例にとるとすれば、Yung Bae’s のJapanese Disco Edit’s, Night Tempoの Pure Baby Maker, and TanukiのKatakana Title EPなどは
ノスタルジア満載の日本のCity Popと言われるジャンルのサンプルや古来の日本アニメのAesthetic(美徳感覚)に溢れんばかりだ。
Future Funkは古くからのオタクカルチャーを深いリスペクトでリミックスしたりサンプリングする。
Otaku Spirit Sessionsでは更にこのジャンルを探求していく。このイベントで検証してみたいことはこれだ。
「もし、現在のFuture Funkのトップアーティスト達が彼らの音楽の元ネタやAesthetic(美徳感覚)のインスピレーションを与えてくれた作曲者達本人と会ったらどうなるか」そしてもし「彼らと共同作業をしたらどうなるか」だ。みなさんも是非知りたくないだろうか。
この企みは今年5月26日にKitty IZU Studioで実施されるだ。インターネット上でも名を利かせているFuture Funk クリエーターたちであるYung Bae、Night Tempo, Macross 82-99や Tanukiなどの3人を呼ぶ。
また日本のアニメ音楽の巨匠としては次のメンバーを呼ぶ -Fumitaka Anzai, J-シンセポップのパイオニア, 「うる星やつら」シリーズの作曲者。
-Izumi "Mimi" Kobayashi, -同じく「うる星やつら」シリーズに参加した、City Popの歌手、作曲者、そしてボーカリスト。
a City-Pop diva, composer, and vocalist, who also worked on the Urusei Yatsura score. -Hideharu Mori, らんま1/2シリーズの作曲家であり、J-Popミュージシャン。
https://www.kickstarter.com/projects/otakuspirit/otaku-spirit-sessions/description
TANUKI
Night Tempo