
新潟市立小針小2年、大桃珠生(たまき)さん(7)が殺害され、同市西区のJR越後線の線路内に遺棄された事件で、事件当日の7日朝、登校する大桃さんを追いかけた男と似た
黒い服装の人物に関する不審者情報が、昨年9月にも同小に隣接する小学校の校区内から新潟県警に寄せられていた。
西区内では昨年9月以降、事件発生まで、子供を対象にした不審者情報が少なくとも8件あり、捜査本部が事件との関連を調べている。
県警によると、昨年9月22日朝、大桃さんの自宅から1キロ前後離れた同区小針6丁目内の路上で、登校中の女子児童が、すれ違いざまに男から肩をつかまれた。児童は逃げ
て無事だった。男は身長170センチ程度で30代。サングラスと、黒の野球帽、長袖、ズボンを身につけていたという。
また、殺害事件後の9日夕方、大桃さんの自宅から2キロほど離れた同区松海が丘1丁目内の路上で、女子中学生が黒の帽子、ジャージー上下姿の男に追いかけられる事案が
あった。男の身長は170センチ程度で50代とみられる。
大桃さんは7日午後3時ごろ、自宅まで約300メートルの場所で友人と別れた後、行方不明になり、約7時間後、自宅から百数十メートルの線路内に遺棄されたとされている。市教
委によると、同日朝、大桃さんは同級生に「登校時に、黒い服を着てサングラスをかけたおじさんに追いかけられた」と話していた。
捜査本部は、大桃さんは友人と別れた後、自宅までの途中で何者かに連れ去られ、殺害されたと見ている。下校時間や電車にはねられる直前には、自宅周辺で複数の不審車両も
目撃されており、通学路の防犯カメラの映像などを調べている。
https://mainichi.jp/articles/20180511/k00/00e/040/248000c